第26回大会

ご挨拶

大会テーマ
「子どものウェルビーイングを促進する学校・家庭・地域のコラボレーション」

 この度,第26回大会を跡見学園女子大学と筑波大学で共催させていただくことになりました。今回は特別講演・記念講演・ポスター発表を対面で行うと共に,それ以外の部分をオンデマンド教材で一定期間視聴いただくハイブリット形式の大会を計画しております。初めての試みでうまくいくかどうか心配な面はあるのですが,コロナ禍で進んだオンラインによる学びやすさと,対面で人と出会い交流する良さを生かして,実りのある大会にしたいと思っております。会員のみなさまのお力をお借りしながら,素晴らしい時間をみなさまと共有できることを楽しみにしております。
 東京大会のテーマは,「子どものウェルビーイングを促進する学校・家庭・地域のコラボレーション」とさせていただきました。不登校児童生徒数の増加や自殺数の増加にみられるように,子どものメンタルヘルスの現状は厳しさを増しています。また,学校の教職員の働き方の問題,メンタルヘルスの問題も早急な対応が求められています。家庭においても,子育てに困難を抱える家庭や福祉的・経済的なニーズをもつ家庭が増えています。子どもをとりまく環境の厳しさが,子どもが子どもらしく暮らし,子どもとして幸せを感じることを難しくしているように感じます。そのような中で,問題に焦点を当て改善を目指すアプローチと同時に,問題や苦痛はありながらも子どもが毎日の生活において充実感や満足感を得られるような学校のあり方が問われていると考えます。子どものウェルビーイングを高めていくためには,学校・家庭・地域の子どもを支える力を高めていくこと,またその関係性をよくしていくことが重要と考えます。
 東京大会では,このテーマにぴったりな先生方に講師をお引き受けいただくことができました。対面では,本学会理事長の石隈利紀先生(東京成徳大学)による基調講演,小泉令三先生(福岡教育大学名誉教授)による「社会性と情動の学習(SEL)」に関する受賞講演,森岡正博先生(早稲田大学)による「無痛文明論」の視点からみた学校教育の特別講演を予定しています。また,動画配信として,子どもの権利,心理検査のフィードバック,教師の働き方,子どものゲーム・ネット依存に関する4つの教育講演,「多職種連携」を学ぶ理事会企画シンポジウム,「レジリエンスを育てる心理教育」と「研究を実践にどう生かすか」というテーマの2つのチュートリアルを予定しています。
 大会は,オンデマンド視聴期間が9月13日から始まり,対面の大会は9月22日(日)となります。実行委員一同,子どもの援助に関わる多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

日本学校心理学会第26回東京大会 実行委員長 飯田順子

1 主催 後援

主催
一般社団法人日本学校心理学会
後援
文部科学省,一般社団法人学校心理士認定運営機構・日本学校心理士会,一般社団法人日本スクールカウンセリング推進協議会,一般社団法人日本公認心理師協会,一般社団法人公認心理師の会,公益社団法人日本教育会,一般社団法人日本心理学諸学会連合,東京都教育委員会,文京区教育委員会 (依頼予定)

2 期日

オンデマンド視聴と対面開催
オンデマンド視聴期間:2024年9月13日(金)10時~10月8日(火)17時
(※9/24(火)17時~10/3(木)10時まで,メンテナンスのため一時的にサイトは閉じられますが,10/3(木)10時より再公開されます)
対面開催日:2024年9月22日(日)

3 会場

跡見学園女子大学 文京キャンパス(対面開催日)/オンデマンド視聴
ご注意:
本大会はオンライン期間も含まれるため,直前・当日参加申込が受け付けられません。
対面開催の会場でも受付は致しません。所定の締め切りまでにお手続きください。

4 プログラム(予定)

オンデマンド視聴期間:2024年9月13日(金)10時~10月8日(火)17時

(1)基調講演対面開催の予定

「心理教育的援助サービスの充実に向けて「学校心理学」を超える~哲学,社会学,福祉学,医学の知見を生かして」石隈利紀 先生(東京成徳大学教授)

(2)特別講演対面開催の予定

「社会性と情動の学習(SEL)」の実践には何が必要か?」小泉令三 先生(福岡教育大学名誉教授)
※(1)と(2)の両方で学校心理士資格更新Aポイント申請予定

(3)特別講演(学校心理士資格更新Aポイント申請予定)対面開催の予定

「無痛文明論から見た学校教育」 森岡正博 先生(早稲田大学教授)

(4)教育講演(学校心理士資格更新Aポイント申請予定)オンデマンド動画配信

「離婚後の親権が子どもたちの学校や生活に与える影響」
熊上 崇 先生(和光大学)
「検査結果を最大限に活かすために~フィードバック入門と実践」
小林 玄 先生(東京学芸大学)
「教師のワーク・エンゲイジメント」
大塚泰正 先生(筑波大学)
「子どものゲーム・ネット依存に家族はどうかかわるか」
三原聡子 先生(久里浜医療センター主任心理士)

(5)理事会企画シンポジウム(学校心理士資格更新Aポイント申請予定)オンデマンド動画配信

テーマ
「事例から学ぶ 学校における多職種連携」
企画:
相樂直子 先生(創価大学) 登壇者:岡安朋子 先生(早稲田大学),山崎沙織 先生 (日本大学 危機管理学研究科),川崎知已 先生(千葉商科大学),井原英昭 先生 (筑波大学大学院), 桑原千恵子 先生(守谷市立高野小学校)

(6)大会実行委員会チュートリアル企画(ポイント取得の対象ではありません)オンデマンド閲覧

“実践と研究を活かしたテーマ”をコンセプトに,2つのチュートリアルを企画しました。
現在の教育に関する最新かつ大切なテーマがそろっています。ぜひご視聴いただければ幸いです。
「子どものレジリエンスを育てる心理教育~教師とスクールカウンセラーへのヒント」
鈴木水季 先生(日本ポジティブ教育協会理事,郁文館夢学園スクールカウンセラー)
「研究をどのように実践にいかしてきたか―ピアメディエーション・PBIS(ポジティブ行動支援)との出会い」
松山康成 先生(東京学芸大学)

(7)ポスター発表(※対面開催会場での発表)対面開催の予定

(8)自主シンポジウム(ポイント取得の対象ではありません)オンデマンド動画配信

対面開催
2024年9月22日(日)に,会場(跡見学園女子大学:文京キャンパス)にて,各種講演等を 実施します。「ポスター発表」も,会場での発表となりますのでご注意ください。
オンデマンド動画配信
視聴期間(2024年9月13日(金)10時~10月8日(火)17時)に大会HPに アクセスし,動画を視聴してください。(※9/24(火)17時~10/3(木)10時まで,メンテナンスの ため一時的にサイトは閉じられますが,10/3(木)10時より再公開されます)

プログラム

5 今後の日程

発表希望者入会締め切り・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大会事務局にご相談ください
大会参加・ポスター発表・自主シンポジウム申し込み開始・・・・・・・・・・・・・・・・・・5月 1日(水)
ポスター発表・自主シンポジウム申し込み締め切り・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6月13日(木)
ポスター発表・自主シンポジウム抄録原稿締め切り・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6月13日(木)
スター発表・自主シンポジウム審査結果通知・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7月10日予定
自主シンポジウム「発表動画(大会特設サイト掲載用)」投稿締め切り(該当者のみ)・・・・・8月15日(木)
大会参加申込・参加費振込締め切り・・・・・・・・・・・・8月1日(木) →8月16日(金) 延長しました
プログラム公開・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9月上旬(大会HPで行う)

ポスター発表・自主シンポジウムは,事前審査があり,認められたもののみ発表が可能となります。
ポスター発表・自主シンポジウムの発表申し込み段階で,題目・発表者・抄録原稿の提出が必要です。

発表申し込みの詳細については,大会ホームページに掲載しておりますので,ご確認ください。

6 学校心理士資格更新ポイント,日本公認心理師協会テーマ別研修単位(予定)について

基調講演と受賞講演,特別講演,教育講演,理事会企画シンポジウムにおいて,学校心理士資格更新ポイントが取得できます。対面開催の講演(基調講演と受賞講演,特別講演)およびオンデマンド動画配信はいずれも,本大会申込時にポイント取得の事前登録が必要です。対面開催の講演は, 受講後に受講証を配付します。オンデマンド動画配信の場合は,動画内に提示されるパスワードを所定のプラットフォームに入力していただきます(受講が確認された方に限り,受講証をメールで送付いたします)。また,一般社団法人日本公認心理師協会専門認定制度のテーマ別研修単位(2単位)についても申請を予定しております。

7 今後の大会参加および発表申込の手続きについて

参加申し込みを8月16日(金)まで延長しました!

※大会参加申込みは終了しました。

手続きに関する詳しい情報につきましては,大会ホームページに順次アップしていきます。
会員向けメールで,大会ホームページの開設・更新をご案内しますので,ご確認ください。
第26回東京大会HP 近日公開予定

8 大会参加費

大会参加申込は,8月1日までにオンライン上で大会参加手続きを済ませ,下記の申込金を支払われた時点で完了します。

  会員(不課税)
(含学校心理士・准学校心理士)
非会員
(税込/消費税率10%)
 一般 7,000円 10,000円
 大学院生 4,000円 5,000円
 学部学生 500円 1,000円
 自主シンポジウム企画費 10,000円 企画不可

9 発表申し込みについて

ホームページからの申し込み開始:5月1日(水)

(1)
ポスター発表,自主シンポジウム申し込みについて
1)
申し込み締め切り2024年6月13日(木) →6月27日(木) 延長しました
2)
必要事項
①ポスター発表:発表題目,発表者(全発表者を記載してください)
②自主シンポジウム:タイトル,代表者・話題提供者ほか(全員を記載してください)
3)
申し込み方法
大会ホームページから行ってください。
4)
ポスター発表の発表資格
発表資格は,日本学校心理学会の会員で令和6年度の会費を納入しており,申し込みに関する所定の手続きを行った方です。
連名発表者は非会員も可能ですが,大会参加費の納入が必要です。発表には,個人情報や倫理上の問題への配慮をお願いします。
※ポスター発表の責任発表者(筆頭発表者)になれるのは 1 人 1 件に限ります。
5)
自主シンポジウムの発表資格
発表資格(代表でシンポジウム企画を申し込む方)は,日本学校心理学会の会員で令和6年度の会費を納入しており,申し込みに関する所定の手続きを行った方です。企画者,司会者,パネラー,指定討論者のいずれかに正規会員がいれば申し込みが可能ですが,関係者全員の大会参加費の納入が必要です。なお,自主シンポジウム企画費は1万円です。
非会員の入会:現在非会員の方でポスター発表(筆頭),自主シンポジウム(代表での申し込み)を希望される場合は,入会手続きのための審査がありますので,急ぎ日本学校心理学会事務局へ連絡し,入会の申し込み手続きをしてください。
(2)
ポスター発表,自主シンポジウムの抄録掲載用原稿について
1)
原稿締め切り 2024年6月13日(木) →6月27日(木) 延長しました
今大会では,発表申込の時点で抄録原稿を提出していただき,その内容を元に事前審査を行います。その後の審査がありますので、期限厳守です。
2)
提出方法
ポスター発表と自主シンポジウムいずれも,大会ホームページから抄録集掲載用の原稿(A4 片面1枚)の書式をダウンロードして,提出してください。自主シンポジウムについても,A4片面1枚の抄録の提出が必要です。
3)
事前審査
倫理面を中心に抄録原稿の事前審査を行います。2024年7月10日(水)頃を目途に審査結果を通知します。
4)
修正原稿提出締め切り(該当者のみ)2024年7月末頃
審査結果に基づいて修正した原稿を提出してください。

ポスター発表・自主シンポジウム申込・抄録提出用ページ

10 日本学校心理学会第26回東京大会実行委員会

委員長
飯田順子(筑波大学)
事務局長
新井 雅(跡見学園女子大学)
委員
川崎知己(千葉商科大学) 内河水穂子(埼玉大学) 高橋智子(女子美術大学)
石川満佐育(鎌倉女子大学) 杉﨑雅子(小田原短期大学) 岡安朋子(早稲田大学)
石川菜津美(東京大学医学部附属病院) 横張亜希子(埼玉県立吉川美南高等学校)
桑原千恵子(守谷市高野小学校) 石津憲一郎(富山大学)
顧問
山口豊一(聖徳大学)

11 お問い合わせ

第26回東京大会の問い合わせメールアドレス
E-Mail:jspa.taikai.2024@gmail.com